メイン | 2008年06月 »

2008年05月 アーカイブ

2008年05月21日

老眼・老眼鏡の基本

老眼は、眼のなかでレンズの働きをしている水晶体の弾力性が、加齢と共に弱まる事で起こる症状。これは、治療によって弾力性を強めるということが不可能です。つまり、老眼鏡を使うしか改善されないのです。

近視は、視力回復のための治療や、矯正の方法に、メガネやコンタクトレンズ以外に、手術という方法もありますが、老眼の場合、老眼鏡を作り、必要に応じてかける。という方法しか無いわけです。本を読むときに本を目から離さないとよく見えなかったり、不自由な事も多いです。

老眼鏡は、近くを見るための専用のメガネ。ですから、近視や遠視の人は、遠くを見るためのメガネと、老眼鏡、二つのメガネが必要なわけです。今は、1枚のレンズで遠近両用にしたレンズ、「多焦点レンズ」もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

ただ、毎回、かけなおす手間が省けることは便利ですが、ハッキリと見える視野は、やはり狭くなりますので、了解の上作りましょう。

そのため個人的には、近いところをみる作業が長い間続く場合、近いところを見る専用の老眼鏡が疲れづらいと思います。ご自身の生活を考えて、メガネの使用スタイルを考えるのが得策です。

また一般的に、老眼鏡は早くかけると度が進むのでは?、と言われていますが、老眼鏡は、それをかけたからといって、症状が進むわけでも、進行が止まるわけでもありません。ですから、不自由を感じているのであれば、早急に老眼鏡を作ることをおススメします。

老眼とは?

老眼、または老視とは、病気じゃないです。中年になれば個人差はあっても、誰にでも起こる、生理的な症状です。

老眼になると、近い部分が見えにくいというだけで、遠いところを見る視力とは、一切関係はありません。

老眼とは、中年前後に近いところを見えにくくなってしまう状態を指し、老眼と、遠視とを混同しがちですが、遠視は屈折の異常であって、年齢とは無関係です。これに対して、老眼は調節の異常です。問題は近いところを見る時だけですから、老眼は、中年以降になれば、遠視だろうが近視だろうが、誰でも生じる可能性があるのです。

老眼の症状の代表格は、
・本を読むときに本を目から離さないと良く見えない。
・薄暗いところでは小さな字が読みにくい。
・細かい仕事をすると目が疲れる、、、

このような症状を感じたら、老眼が始まってきていると考えられます。

老眼というのは、あくまでも、近いところを見るのに不便を感じるという認識で間違いありません。遠いところを見る視力には全く関係ありませんから、一般的に言われている「老眼になると近いところが見えなくなる代わりに、遠いところが良く見えるようになる」というのは迷信です。またもう一つ、「年をとったから視力が落ち、遠いところが見えにくくなった」というのもありません。近視は20?25歳くらいで進行が止まるのが一般的ですので、中年以降に遠いところが見えにくくなったという場合は、何か他の病気の可能性を疑う必要があります。

遠視とは?

幼児や小学生がメガネをかけていると、近視なんだなと考えてしまいますが、実際は遠視でメガネをかけている場合も多いです。

遠視は眼球が正規よりも小さく、眼軸が短いためにおこるとされていますので、成長してからでは、遠視のままで固定してしまうと改善することは不可能なのです。屈折状態の年齢分布を見ると、就学前の幼児や小学校低学年は、遠視が多くて、高学年から中学生と学年が進むにつれて近視が増えてきます。

遠視とは、『遠いところが良く見え、近視は近いところがよく見える』、と解釈されている場合が多いですが、これは誤りです。

遠視とは、近いところも、遠いところも、見る時にハッキリ見えないです。毎回、調節の努力をしなくてはならない症状です。近視は、近いところを見るのには問題がないですから、昨今の、手元の作業が多いという社会環境を踏まえると、疲れにくいのですが、遠視の場合は、遠いところも、近いところも毎回努力が必要で、その疲れは近視の比になりません。そのため幼児期には、飽きっぽくなったり、勉学に支障が出る場合もありますので、周囲の配慮と、早めの発見、治療が必要です。

遠視の場合も、近視と同様、遺伝的要素が強いといわれます。成長に伴い遠視は軽くなり、正や近視になる場合が多いのですが、眼軸が伸びずに、遠視のままで止まってしまうこともあります。でも、メガネをかけることで、矯正視力が回復すれば問題にはなりません。

2008年05月22日

近視の進行

読書や勉強で近くのものを見続けると、一時的に近視の状態になる、、、という症状を「仮性近視・偽近視」といっていましたが、これは日本独特の解釈で、現在は否定的です。昔は、仮性近視に対する治療に、調節麻痺薬という薬を夜寝る前に点眼し、毛様体筋を休ませるという方法が、一般的に行われていましたが、薬の効果が疑問視され、現在では、健康保険の適応外となってしまいました。さらに、この薬は使用法を間違えると、緑内障を誘発する危険性を孕んでいたのです。

近視が改善したかどうかは、視力という尺度ではなく、ジオプターという屈折度の単位で、正確に測って比較する必要があります。

近視は遺伝的要素が大きく影響しますので、努力しても購えない場合もあります。例えば、本を近づけて読まない、暗いところで目を使わない、、、などの努力でも、近視になる人はなってしまいます。むしろ、目が悪くなるから目を使わない、、、というのは逆効果です。子どもの目の発達から考えると、自然な行為「ものを見る」という訓練は、視力の発達に大切なのです。

また、子どもの頃に近視が始まるのが一般的ですが、20歳を過ぎれば近視の進行は止まります。心配ありません。20歳?25歳で、屈折状態の変化はとまり、近視の度の進行もこの前後で止まりますから!

屈折状態の年齢分布を見ると、就学前の幼児や小学校低学年は、遠視が多く、小学校高学年、中学生と学年が進むにつれて近視の割合が増えます。

近視と視力検査

健康診断や、学校で視力表を用いての視力検査をよくしましたね。これは裸眼視力といって、メガネやコンタクトレンズをしていない、素の状態での視力から屈折の異常を判断するもので、あまり精密な検査ではありません。正確に屈折の異常を測定するためには、調節を休ませた状態で行わなければならず、子供の場合、調節を休ませることは至難の業です。

あくまでざっくりした目安が、1.0以上見える場合を正視それ未満を屈折異常と診断されます。

しかし屈折異常を正確に検査するためには、水晶体の厚みを変えることで、調節している毛球体筋を、一時的に休ませる目薬をさした上で、調べなければ正確ではありません。

子供の場合、調節を休ませること自体が難しいので、レフラクトメーターという器械や、検眼鏡とレンズとを組み合わせて行う検影法という屈折検査で判定します。

この検査を用いれば、視力検査ができない幼児でも、目の度数を測定することが可能なわけです。

近視の場合、視力回復のための治療には最近手術が持て囃されていますが、確実なのは、やはりメガネとコンタクトレンズです。それ以外の矯正方法、例えば外科手術などは、確実でありません。さらに安全性の確立も不十分です。

メガネやコンタクトレンズが必要なのは、どの程度からでしょうか?

視力による規準では、教室で黒板の字を読むためには、前から中央までの席は0.7程度、ですから、0.6以下になったら、一応メガネを用意したほうが良いといえます。小学校の高学年程度でしたら、見るのに不便だ、、、という自覚症状があったときにメガネを作れば良いでしょう。

2008年05月23日

近視の原因とは?

近視の人のほとんどは、メガネやコンタクトレンズで視力の回復、矯正が可能な、単純近視ですが、中には、病的近視の方もいらっしゃいます。医学的には、単純近視も病的近視も含め、近視は遺伝的な素質が強いといわれています。したがって、勉強のしすぎ、とか、暗いところで本を読んだから、とかは近視の原因とは直接結びつきません。近視治療で治ったというのも例外です。

先にも触れましたが、日本には、「仮性近視・偽近視」という考え方がありました。読書や勉強など、近くのものを見る作業を長時間続けたために、一時的に近視の状態になってしまった、、、というものです。これは日本独自の考え方であり、最近は否定的になりました。

近視になると、遠いところを見るときにぼやけます。逆に、近いところは良く見えるわけです。単純近視の場合、近視の度が比較的軽いことが多くて、メガネをかければ正常の視力まで矯正できます。近視の人の場合、近くを見るときには、正視の人よりも調節しなくていいので、逆説的ですが、かえって疲れにくいという利点もあるのです。

単純近視の始まりは、小学校高学年から中学生ほど、、、一方、病的近視の場合は、幼児期から始まってしまい、加速度的に進行します。近視の度も強くて、メガネをかけても視力が0.1や0.2まで程度しか視力の回復が望めないこともあります。眼球がかなり大きくなるので、網膜が引き伸ばされ、薄くなっています。そのため、目を打撲するとか、ちょっとした衝撃で、網膜に裂傷が生じて、網膜はく離を起こす危険性もあります。

コンタクトレンズについて

視力回復の基本は、メガネとコンタクトレンズが主流なのは、レーシックやそのほか外科手術が発達した昨今でも、変わりはないようです。

なかでも、酸素透過性のハードレンズというモノの普及で、これまでコンタクトレンズ使用者に多かった、角膜障害が非常に減りました。
従来のハードレンズは、酸素を通さなかった、若しくは、透過が不十分だったことから、酸素不足により角膜障害が起きていましたし、ソフトレンズの場合でも、極めて稀に、感染症が起きたり、それが原因で角膜障害が発生したり、、、いずれにしても、現在、改良が進んで、安心して装着できるコンタクトレンズの世界が広がりました。

さて、メガネとコンタクトレンズでは、どちらが安全か?、という問題ですが、それは、メガネのほうが安全です。最近のメガネは、殆どがプラスチックレンズですから、割れて角膜を損傷させることもありません。さらに、ごみや花粉などの侵入も防げます。
子供の場合、自分でコンタクトレンズが扱える年齢になるまでは、メガネのほうがいいでしょう。ですから、コンタクトレンズは中学生ぐらいから、、、というのが一般的。

医学的な面から言えば、コンタクトレンズを使ったほうがいいという場合もあるそうです。それは、左右の度が極端に違う人、円錐角膜の症状の人、近視が非常に強い人、、、がそうで、大人の方でも、メガネよりもコンタクトレンズを使ったほうが良いそうです。

2008年05月24日

斜視とは

近視、遠視というよく知られた症状とは別に、「斜視」という症状があります。知っているようで、知らない「斜視」について紹介します。

モノを見るときに、片側の目の視線は目標物に向いているのに、もう片方の目の視線はあらぬ方向を向いているもの、、、という捉えかたが一般的です。が「斜視」は、外見的なモノだけでなく、視力障害や両眼視異常に関係していることもであり、視力回復および治療が難しい症状です。両眼視というのは、『右目と左目で見たふたつの像を、脳でひとつにまとめてみる感覚です。』3D感のような、三次元的感覚は、両眼視から生じるものです。

斜視の場合、二つに分けられて、左右の目の視線が同じ目標点に向かってなくて、片方の目が目標点よりも内側を向いているのを内斜視、外側を向いているのを外斜視といいます。

また正常の視線よりも、上下どちらかにずれている症状を上下斜視と言います。さらに、日常的に起こる恒常性斜視と、たまに斜視の症状がおこってしまう間欠性斜視があります。

幼児期に多く、見掛けは斜視のように見えるのですが、実際には斜視ではない偽斜視という概念もあります。これは乳児期によく見られて、成長とともに自然に治ります。

斜視の治療はなるべく早期に行うのが有効です。今現在は、調節性内斜視といって、ピント合わせの努力をするのに併せて発生する斜視以外の斜視の場合は、手術での治療が中心です。眼球の向きを変えるために付いている、眼球の外側の6つの筋肉を手術によって調節して治療します。場合によっては両眼に手術する場合もあるそうです。

超音波治療・人口水晶体

眼科の治療は、最近めざましく進歩しています。最近話題の視力回復、視力矯正の方法は、レーザー治療=レーシックですが、他にも「超音波治療」「人口水晶体」という治療がありした。

超音波治療

残念ながら、超音波を当てる方法は、視力回復に殆ど効果がないと言われています。
メガネやコンタクトレンズを使わずに視力を回復させるには、外科手術しかない、、、というのが現状。

人口水晶体

屈折異常から起る近視、、、自分の水晶体よりも屈折力が弱い人口水晶体を入れる事で、近視が軽減するのは間違いありませんが、水晶体の役割は、遠くを見るときだけでなく、近くを見るときにも屈折を調節する必要があるのです。ですから、人工水晶体を入れると、その調節機能が無くなってしまうわけです。白内障の手術という観点で、人工水晶体を入れるのならともかく、近視の改善の為に人工水晶体を入れることは、意味があると言い切れないようです。

このような治療法の考え方もありますと、、、認識していれば、眼科へ行って相談するときの基礎知識になります。視力回復、若しくは、視力矯正の方法が、メガネとコンタクトであることには、当分変わりは無さそうです。最近のコンタクトレンズはとっても快適ですし、眼への負担も軽減されてきています。メガネを購入したり、目に優しいコンタクトレンズを選択することが、一番安心できる対策ですね、、、(笑)

2008年05月25日

乱視の矯正

乱視になると、網膜のどこにもピントが合わないので、遠いところも近いところもモノが見えにくく、しかも物が二重に見えてたりします。乱視には先天性のものと、病気や怪我によって起こる後天性の乱視があります。

乱視は大きくわけて、正乱視と、不正乱視とがあります。まず、正乱視というのは、角膜のカーブの程度が方向によって違うことによって生じます。不正乱視というのは、角膜の病気や怪我などの視力障害によって生じる乱視を指します。

乱視の原因は、主に角膜にあります。生まれつきのことも多いのですが、後天的な角膜の病気によるものの以外に、白内障の手術の後、角膜移植を受けた、、、これもファクターになり得ます。

症状は、遠いところも近いところも見えにくい。目が疲れる。モノが二重に見える。などが代表的。

ただ斜視の場合も、モノ二重に見えることもありますが、斜視の場合は、片目で見たときはひとつに見えるのに対し、乱視の場合は片目で見ても二つに見えますので、区別ができます。また乱視が原因で、最終的に弱視になってしまったり、飽きっぽくなったりすつこともあるため、特にお子さんの場合は、なるべく早く親が気付いてあげることが重要です。

乱視の程度が軽い場合は、遠視と同じように調節することによって、ある程度は視力が回復し、物がはっきりと見えるようになります。しかし度が強くなると調節しきれず、充分な視力の回復は望めません。したがってメガネを用いて矯正することになります。

正乱視の場合は、円柱レンズというレンズを使ったメガネで矯正します。一方、不正乱視の場合は、コンタクトレンズで矯正します。

レーシック手術の疑問点

レーシック手術は、新しい視力回復方法として注目されている手術ですが、目の手術ということで不安は多いでしょう。実際問題、危険ではないのか?というところを紹介します。

レーシック手術は厚生労働省によって許可されている手術です。アメリカでは、100万件/年以上実施されていて、世界的には確立した医療技術といえるでしょう。

手術は両眼で約10分程度。検査なども含めて3時間程度で終わります。術後は、しばらく視力が安定しないことから、本人が運転して帰るのは止したほうがいいでしょう。でも、入院は必要ありません。

実際、どれくらいの視力回復が望めるかは、事前の検査で確認しましょう。かなり強度の近視、乱視、および老眼が重なった方などは特に確認が必要。また、子供、妊娠中の女性、全身疾患を持ってる方は手術を行うことはできません。医院によっては、レーシック手術を受けた方の98%以上が、視力1.0以上に回復したというところもあります。残りの2%の方も、0.7以上になって、コンタクトンズやメガネの生活から解放された、という医院もあります。

でも、極めて稀ですが、再近視化といって、視力が再び悪化してしまう方がいることも確かです。実際に、野球の選手でレーシック手術を受けて、失明の危険に陥った人もいることは事実です。決して安易に手術するべきではないでしょう。再近視化した場合に、保障はあるのかどうかを事前に確認しておきましょう。

2008年05月26日

レーシック手術の基礎知識

レーシック手術は、いくら日帰り可能であるといっても、手術は手術です。危険が伴います。当然、守るべき注意事項もありますし、手術当日から快適な生活をすぐその場で送れるようになる、、、というわけではありません。

○術後にゴロゴロした異物感を感じる。目がしみる。
○手術中、瞼を大きく開くために器具を使用するので、術後に瞼が腫れぼったくなり、開きづらくなった。
○結膜に内出血(結膜下出血)が起こって、白目が赤くなった。
※上記の症状は、一過性のものですが、中には2週間ほどかかる場合もある。


知っておきたいレーシック手術の基礎知識

○屈折度が安定するまでに一定の期間が必要であり、どれほどかかるかは個人差がある。
○実際に、術後にどれほどの効果があるかと、術前の目標値との間には誤差があって、再手術が必要になったり、手術を受けたにもかかわらずメガネが必要になることもある。
○左右の目に差が出ることがある。これは同じ人の目であっても、左右によって条件が異なるから。
○レーシックは、近視の進行を止める手術ではないので、常日ごろから、目を酷使する仕事など、近視になりやすい状況にある人は、一度手術をしても再度近視になることがある。
○レーシック手術は、希望者全員が受けられる手術ではなく、適応検査に合格した人だけが可能な手術です。事前の検査、カウンセリング、術後のケアなどが、よく整った医院での手術をオススメします。

レーシック手術後のケア

レーシック手術は、検査・説明・手術・休息まで含めても3時間くらい、手術自体は両眼で10分くらい、、、なんて手軽な手術でしょう、、、入院の必要もなくて、人気が急上昇している視力回復法なんですが、術後は、翌日、1週間後、1ヶ月後にそれぞれ検診を受けて、定期健診が必要です。遠方から都心へ手術のために来院された方は、自分の近くの眼科医院で検診が受けられるように、紹介状を書いてもらうようにお願いしたほうが良いでしょう。

また、稀ですが、手術を受けていったん視力が回復したものの、また低下してしまう方がいるのも事実。目を酷使する仕事している方に多いのですが、これを再近視化と呼びます。そのような場合に、再度詳しい検査を受けて、再手術が可能かどうか、可能な場合でも、無料なのか有料なのか、術後のアフターフォローが万全かどうかを術前に知っておきましょう。

ある眼科医院では、3年間保障を謳っていました。時間の経過とともに視力が低下した場合、術後3年以内であれば無料で再手術をする、、、という保障です。こんな保障を謳っているということ自体が、その医院が自身の手術に自信を持っているという証拠と考える事もできますね。

ほかの医院で受けて効果がなかったという場合でも、医院を変えて成功するという可能性もあります。どうしても効果を得たい人は、別の医院で再チャレンジしてみるのも手です。

2008年05月27日

レーシック手術の注意点

視力回復のため新たな手法として、急に人気になったレーシック手術ですが、安全で効果的に手術を行うためには、何点か守るべき点があります。

手術に当たっては、事前に適応検査や精密検査を行って、レーシック手術を受けることが可能なのかの検査を含めて、レーザーの照射量を決定するための正確な視力検査を行います。

常時、ハードコンタクトレンズを使っている方は、一週間前からコンタクトレンズの使用を中止する。
ソフトレンズを使用されている方の場合も、三日前から使用を中止します。(使い捨てタイプもソフトレンズの場合も同じ)

当日は、コンタクトじゃなくてメガネで来院する。

手術の当日は、瞳孔を開いて目の奥を検査するための目薬を使うので、瞳孔が元の状態にもどるまでに4、5時間かかるから、その間、眩しい、細かい文字が見えにくかったりする。
術後は視力が安定しなので、本人の車の運転はしない。

手術の当日は、化粧、香水、整髪料は使わない。

手術後はすぐに帰宅できるが、自宅、ホテルでの休息が必要。化粧、飲酒は禁止。また、手術当日は、洗顔、洗髪はNG。首から下のシャワーはOK。

術後は、目薬と保護用のゴーグルを使用します。就寝時には、このゴーグルを着用します。

レーシック手術 相談、検査、手術、ケア

視力回復の新しい方法として、レーシック手術が人気ですが、まだ歴史が浅いことから安全性が確立していないのも事実。どんな流れで行われるのか、一般的な例を紹介しますね。

その1.相談

相談、カウンセリングを受けながら予約します。ちなみにレーシック手術の場合、両眼で150,000円程度かかるようです。片眼ずつに別けて手術した場合には、料金が変わります。眼科にてご確認ください。

その2.カウンセリング、適応検査、術前検査

詳しく検査を行って、レーシック手術を受けられるかどうかを調べます。それに基づいて、医師やスタッフが細かいカウンセリングを行う。この時、自分の希望や不安点などをしっかり伝えて、納得することが重要。また、目の病気がないかどうかの、一般的な検査も受けておきましょう。続いて専門の検査医による、精密検査。レーザーの照射量を決定するための正確な視力検査を行う。

その3.手術当日

検査、説明、手術、そして休息してから帰宅。全体で約3時間程度。当日は、瞳孔を開いて目の奥を検査するので、瞳孔が元の状態に回復するまでに4?5時間かかる。眩しい、細かいものが見えずらい、などの症状があります。視力も安定しないので、本人は車を運転してはいけません。

その4.術後検査

手術の翌日、1週間後、1ヵ月後に定期検診を受けます。

2008年05月28日

オルソケラトロジーとは?

コンタクトレンズというと、普通は、昼間に着けて視力を矯正するもの、、、と考えますが、コンタクトレンズを視力回復の手段として使う、新しい方法があります。話題になっている方法が、オルソケラトロジーです。

オルソケラトロジーは、オルソレンズというコンタクトレンズを夜間に着けて、昼間の視力を回復させるというものです。視力回復の新しい方法として、レーシック手術が話題ですが、手術以外の方法として今後、オルソケラトロジーに期待が寄せられています。

オルソケラトロジーでは、寝ている間に高酸素透過性のコンタクトレンズを装用します。これによって近視を矯正するわけですが、個人の角膜の形状や近視の度数に合わせて、特殊なレンズをオーダーで作成します。レンズを夜間に装用するだけで、日中は裸眼で生活することが可能になるのです。

オルソケラトロジーは、軽度、中程度の近視の場合の視力回復に効果があるそうです。中程度とは、視力が0.05?0.1程度。この程度だったら、約1週間の治療で0.7?1.0程度まで視力が回復すると言われています。また、近視の進行を予防するのにも効果的だそうです。

個人差はあるけど、不思議なくらい、朝コンタクトを外すと、ハッキリ見えるようになって、1週間すると効果がハッキリ得られるそうです。非常に有効で、安全な治療法だといわれています。

ウェーブフロントとは?

今、視力回復や矯正のために、視力回復手術を希望する人が増えています。

・レーシック、イントラレーシック、エピレーシック、ラセック、ウェーブフロントレーシック、フェイキックIOL、PRK、フレックスPRK、放射状角膜切開術(PK)などがあります。

この中では、レーシック手術とその系統が一般的です。ウェーブフロントは、視力矯正手術ウェーブフロントレーシックにおいて利用される方法で、角膜や水晶体の収差を解析する手法。ウェーブフロントアナライザって解析装置で、データを測定したり分析するモノです。

ウェーブフロントレーシックでは、近視、遠視、乱視について総合的に角膜形状解析を行って、そのデータを基に、ウェーブフロントアナライザというガイド役の指揮で、レーシック手術を行います。従来のレーシック手術では、角膜の形状異常に対してガイドはいませんでした。それと比較して、ウェーブフロントレーシックでは、角膜高次収差に対して解析を行うワケですので、乱視の矯正については理論上有利と言われています。

これも、全ての症状に必ず有効というワケではありません。円錐角膜など、角膜形状異常には適応しません。ハードコンタクトレンズでの乱視矯正には遙かに劣ります。

また、乱視の種類によっては、乱視用メガネの矯正にすら至らない場合もあるので、手術は全てについて言えることですが、絶対はありません。ありとあらゆるリスクを踏まえて、そのリスクを冒すだけのメリットがあるのかどうかを、ご自分でよく熟慮し、手術に踏み切りましょう。

2008年05月29日

ラセックとエピレーシックとは?

ラセックというのは、アルコールを使用して、角膜上皮のみの薄い蓋【フラップ】を作成したうえで、エキシマレーザーを照射して、視力を回復させる屈折矯正手術です。

イタリア人医師によって1999年に考案された術法で、角膜上皮のみのフラップは、数日で再生することから、眼の強い衝撃でもフラップがずれたりしないのが特長です。これが一般的なレーシック手術とは異なる点です。PRKやエピレーシックなどの術法と同じで、表面照射という手術の分類に含まれます。他の表面照射の屈折矯正手術と同じで、ラセックもボーマン膜をレーザーで除去して、角膜実質層を削ることで視力を回復さる方法です。

エピレーシックというのは、エキシマレーザーを照射することによって、近視、遠視、乱視を矯正するレーシック手術の方法の一つ。エピレーシックでは、エピケラトームと呼ばれる機材を使って約50マイクロメートルの角膜上皮のみの薄い蓋【フラップ】を作成します。フラップは、いづれ剥がれ落ちて、新しい角膜上皮が再生しますので、これも、眼の強い衝撃でもフラップがずれませんから、通常のレーシックとは違いますね。

エピレーシックラセックも、新しい術法であることから、安全性がまだ確立されているとはいえません。利点とリスクをよく教えてもらい、本人がしっかり理解した上で、判断をする必要があります。

エピレーシックのメリット、デメリット

視力矯正手術の中で、一般的なのは、レーシック(レーザー角膜屈折矯正手術)です。レーシックの中にはエピレーシックというものがあると、先にも紹介しました。エピレーシックは、エキシマレーザーを照射することで、近視、遠視、乱視を矯正するレーシック手術です。

エピレーシックは、表面照射の屈折矯正手術の他の手法と同様で、ボーマン膜をレーザーで除去して、角膜実質層を削り視力を回復を図ります。

通常のレーシックの場合だと、目に対する強い打撃や衝撃で、フラップがずれてしまったりすることがありますけどが、エピレーシックの場合、その心配がありません。また、比較的、視力の回復や安定が早い言われています。

手術の中で、フラップという蓋状のものを作るのですが、エピレーシックでは、アルコールなどの薬品を使わない為、それに伴う正確性の低下・角膜への負担といったリスクの軽減が期待できます。

一方、デメリットもあって、術後に痛みが伴うので、3?1週間程度、保護用のコンタクトレンズを着用する必要があります。

表面照射に分類される術式であるので、一般的のレーシック手術に比べて角膜混濁(ヘイズ)を起こすリスクが高いとも言われています。また、エピレーシックは、エキシマレーザーを照射する手術ですから、ハロ・グレアの出現、コントラストが落ちるなどの症状も報告されてます。これらは、通常のレーシック手術と同様のリスクです。

2008年05月30日

イントラレーシックとは?

近頃、メガネやコンタクトレンズを使わずに、視力の回復、矯正をする手段として、視力矯正手術を受ける人が増えてます。一般的になってきたのがレーシック(レーザー角膜屈折矯正手術)です。その中の一つにイントラレーシックという、視力矯正手術というのがあります。

イントラレーシックとは、ベーシックなレーシックと違いがあるのでしょうか。

一番の違いは、フラップという、角膜に作るフタの作り方にあります。レーシックの場合、「マイクロケラトーム」という電動のカンナのような装置でフラップを作ります。一方、イントラレーシックでは、イントラレースFSレーザーを使って、コンピュータ制御によってフラップを、より精密に作成するのです。これによって、より一層安全で正確にフラップを作ることが可能になったのです。

普通のレーシックの場合でも、マイクロケラトームにより精巧なフラップを作成することが出来るのですが、しかし、カンナ部分の往復運動が原因で、フラップの断面に、ほんの少し凹凸が生じたり、ヒンジといって、フラップといわれる繋ぎ目の部分が、斜めになってしまうことがあり、これが原因で、稀ですがシワが生じてしまうことがあるのです。

イントラレーシックの場合、コンピュータ制御によってフラップを作るので、断面もヒンジの部分もかなり精巧な仕上がりになります。

さらにイントラレーシックの方が、従来のレーシックよりもフラップを、薄く正確に作成することが可能なので、角膜実質層を削りとれる量が増加します。ですから、通常のレーシックよりも、強い近視を矯正することが出来るワケです。

ただし、層間角膜炎が発生したり、フラップの作成や接着に時間がかかる、といったデメリットも指摘されています。

レーシックの社会的メリット・デメリット

視力回復は、普段メガネやコンタクトレンズを使い、不便な思いをしている人にとって、誰もが持つ夢であります。その方法として、レーシック手術を施術する人が急増しています。メガネを使わなくていい、コンタクトの手間から解放される、、、などの利点がある一方で、まだまだ歴史が浅い手術ですから、術法が確立しておらず、安全性の問題が指摘されたり、医学的な課題が山積しているのも事実です。そういった医学的デメリット以外にも、社会的なデメリットもあります。

レーシック手術(レーザー角膜屈折矯正手術)の、社会的メリットをまず紹介します。

○手術のための入院が必要ない。短時間で済む。

○メガネやコンタクトレンズが不要になるという利点はもちろん、この事から、スポーツ選手がレーシック手術を受ける例が多いです。また、警察官・電車の運転手さんなど、仕事上ある程度の裸眼視力が必要な方、就職することに裸眼視力が必要な方が施術するケースも増えています。

一方社会的デメリットは、

○公的医療保険の対象となりません。また、生命保険での手術給付金を希望するケースが急増して、各保険会社は給付対象から除外し始めています。除外が適用される以前に加入した生命保険では、手術費用がほぼ無料になりますが、今後新たに加入するという人は、保険適用が、ほぼ不可能と考えたほうが良いでしょう、、、

○稀なケースですが、航空身体検査基準では、レーシックによる視力回復は不適合となります。日本の航空各社の場合だと、レーシック手術で視力を回復させたとしても、パイロットにはなれないというワケです。
一定以上の裸眼視力を必要とする職業において、レーシックでの回復を認めていない、、、という例も歴史が浅く安全性を確立できていないことに起因するのでしょうね。

レーシック手術は、希望する全員が受けられるものではなく、角膜厚が足りない場合、合併症があったりで適応できない人もいる。また10代の若者などは、近視が進行しつつあるワケで、手術が受けられません。18歳以降なら大方どの医院でも可能になります。

2008年05月31日

レーシックの医学的なリスク

視力回復、視力矯正の手段として、レーシック手術が一般的になってきました。ですが、まだ歴史が浅いですし、完全に安全とは言えないのが現状です。どんな手術でもそうですが、手術に100%成功はありえないのもホントです。他の手術同様、失敗、術後の合併症等のリスクも理解したうえで、施術に踏み切る必要があります。しかも、歴史が浅いことから、本当に長期にわたって安全が維持できるのか、、、これに関しては、全く未知数と言うしかありません。それ以外に、以下のようなリスクが危惧されています。


○術後に、一過的にハロ、グレアが出現するリスク
○ドライアイになってしまう
○コントラスト感度の低下のリスク
○眼圧が術後実際の値よりも過小評価されてしまう。手術前よりも低い値になってしまうため、眼圧検査の時は、「レーシック手術を受けました」と申告する必要がある。
○角膜を削り過ぎた場合、遠視になってしまう危険があります。これを再度修正することはほぼ不可能です。
○裸眼視力、つまり、眼鏡やコンタクトレンズを使用しないときの視力は、ほぼ間違いなく向上しますが、矯正視力(眼鏡やコンタクトレンズを使用したときの視力)は、低下する事例もあります。
○白内障の手術を受けた時に、眼内レンズの度数ズレをおこすリスクがあります。
○角膜中心部の曲率しか変わらないので、暗くなった時に瞳孔が開き、角膜周辺部の部分で術前と変わらぬ曲率を持つ部分を通った光線が網膜に到達するようになり、二重の像が見えることがある。

そう言えば、楽天の一場靖弘投手は、レーシック手術に失敗し、右目が角膜炎になってしまいました。入院する事になって、右目視力が、一時0.04まで低下し、失明の危機もあったそうです。後に回復しましたが、こういった事例も少なくない事も理解する必要がありますね。


追記)レーシック手術前に、近視が強い人の場合特に、暗いところや夜間に見え方が悪くなる。また、夜間に明るい光の周辺に輪状のモヤモヤする(ハロー)、夜間の照明がやけに眩しい(グレア)、放射状に光が見える(スターバスト)、と言った事例も多いです。

視力回復治療の現在

視力というのは、目で物体を識別する能力のことを指します。

視力が低下する理由には、色々考えられますが、その原因が屈折異常、調節異常の場合は、屈折矯正を行うことで、視力を回復させることが可能です。ただし原因が、病気で視力が低下している場合は、その病原を取り除かない限り、視力回復は難しいです。

視力回復の治療は、日夜目覚しく進歩しています。手術やレーザー治療、人口水晶体、角膜移植、コンタクトレンズ、薬物治療など、方法は様々です。その中で現在、最も注目されているのが、レーシック手術です。

レーシック手術(角膜屈折矯正手術の一種)は、目の表面の角膜にエキシマレーザーを当てて、角膜の曲率を変えることによって、視力を矯正する手術。

その具体的な方法としては、マイクロケラトームとよばれるカンナのような機械で角膜の表面を薄く削って、蓋のような「フラップ」を作って、めくる。そこにエキシマレーザーを照射して、角膜の一部を蒸散させる。その後、フラップを元の位置に戻して、フラップが自然に接着するまで待ちます。これは約2?3分です。

角膜の中央部が薄くなるため、角膜の曲率が下がって、凹レンズを用いたのと同じ効果が現れて、近視が矯正される。視力回復する、、、という仕組み。また、検眼のデータをもとにレーザー照射を調節するので、乱視の矯正も可能といわれています。

マイクロケラトームじゃなく、イントラレーザーによってフラップを形成する方法は、イントラレーシックと言われています。

About 2008年05月

2008年05月にブログ「視力回復しま専科」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のアーカイブは2008年06月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35